こんにちは。アディダスから新作のランニングシューズが発売されましたが、人気作「アディゼロジャパン6」と大幅チェンジした「アディゼロボストン10」で迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回は「アディゼロジャパン6」と「アディゼロボストン10」のそれぞれのメリット・デメリットをまとめましたのでご参考ください。
アディゼロジャパン6のメリット・デメリット
軽さと反応の速さ

出展:Adidas.com
ボストン10の重量は280g(27.0cm)であるのに対し、アディゼロジャパン6は231g(27.0cm)と軽量な水準です。
ミッドソールもボストンより薄底のため、キックによる反発をダイレクトに受け取りやすく、そのタイミングも速いです。すなわち脚運びの軽やかさと加速性が高いです。
自分の意志でピッチもストライド(ペース)も上げ下げしやすいため、レース中のペース変化にも対応しやすいです。
対応するスピードの幅が広い
アディゼロジャパンの筆頭といえる特徴は、対応できるスピード範囲が広く、ゆっくりジョグからスピード練習まで使用できることです。
速いペースでは反発が速く、ゆっくりではクッション性が高まる絶妙なバランスなのです。
そのため、1足で全ての練習とレース用に使いたい人に特にオススメです。
アディゼロジャパン6についてはこちらにレビューをまとめました。

ボストン10ほど足に優しくない
前作に比べてソールが厚くなり素材もアップデートされていますが、良くも悪くもアシスト性が低く自分で走っている感覚が強めです。
ボストン10はクッション性とアシストが強いため動きが悪くなってもペースを維持しやすいのですが、ジャパン6は体が動かなくなるとそれ相応にペースも落ちやすいのでしっかりと走り切る走力を身に付ける必要があります。
そのためフルマラソンを走り切れるサブ4付近の走力で、スピードを活かして積極的にタイム更新を狙う人に特にオススメです。
アディゼロボストン10のメリット・デメリット
クッション性とアシスト性が高い

出展:Adidas.com
ジャパン6に比べてボストン10の方が厚底でクッション性が高いです。
また、前足部に搭載された「エナジーロッド」により、つま先が反りあがった形状(ロッカー)となっていて重心移動をアシストしてくれます。
実際に走った感想としては、足を置くだけで前に進んでくれて、一度スピードに乗ると脱力してもペースが落ち難いと感じました。反対に、積極的に踏みこんでもペースを上げ難かったため、加速感はアディゼロジャパンの方が上と感じました。
ボストン10の特徴はこちらです。

「アディオスプロ2」と同様の走行感
ボストン10はエリートモデルの「アディオスプロ2」をベースに設計されています。
アディオスプロ2のようにソールの厚みとエナジーロッドにより前足部からカクンと前に倒れる感覚が同じであるため「アディオスプロ2」の走行感に慣れるための練習用としても使用できます。
ボストン10ではミッドソールに安定性重視の「ライトストライク」が使用されておりソールの横幅も広めに設計されているので、エリートランナーでなくても履きやすく設計されています。
シューズは重め
厚底相応にシューズは重め(280g,27.0cm)です。
アディゼロジャパン6(231g,27.0cm)と比較するとかなり重そうですが、アシスト機能が充実しているため、筆者の感覚ではキロ5分くらいまでは重さは気にならなかったです。
遅いペース程、アシスト機能のメリットの方が目立ったため、ターゲット通りにフルマラソン完走~サブ4に最適と感じました。
まとめ
アディゼロジャパン6がオススメな人
- 積極的に蹴る、押して走る推進力タイプの人(反応性重視)
- 自然な走り心地が好みの人
- サブ4以上の走力がありタイム更新を目指したい人
- どの練習も1足で網羅したい人
アディゼロボストン10がオススメな人
- 足は置いて走る省エネ重視の人(アシスト機能重視)
- 高めのプロテクションが好みの人
- マラソン完走~サブ4を安定して達成したい人
- アディオスプロの練習用が欲しい人
- ロング走、ジョグ用のシューズが欲しい人
系統が全く異なるシューズですが、どちらも持っておいて損のないシューズです。
特にサブ4狙いのランナーについてはどちらも正解で好みで分かれるだけと考えます。
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