こんにちは!トレランシューズってどうしてもランシューに比べてロードが走り難くなりますよね!
そんな時にはアシックスのトレランシューズ「フジトラブーコライト」(Fujitrabuco Lyte)がオススメです!早速レビューしていきます!
フジトラブーコライトとは
アシックスから販売しているトレイルランシューズです。アシックスはトレランシューズのラインナップは多くはないもののシューズ毎の特徴がはっきりしています。また国産メーカーなので日本人の足をベースに設計されていてフィット感が良いです。フジトラブーコライトはその中でもオールラウンドで整地での走行性の高いモデルです。
UTMF、UTMBの優勝経験もあるプロトレイルランナーのグザビエ選手も100マイルレースで使用していたそうです。
フジトラブーコライトの特徴
つま先の巻き上げが大きい
見た目からも分かる特徴が反りあがったつま先です。いわゆるロッカーという形状で、前足部にかけて前に転がって重心移動がスムーズになり、結果として足の回転がスムーズになります。最近のアシックスはロッカー機能を搭載したシューズのラインナップが増えており、メタライドやエボライドなどが有名ですね。

巻上げが大きいです。奥のはフジトラブーコプロ
ソールの屈曲性とクッション性が高い
ソールは屈曲性が高いです。足の動きを邪魔せず走り心地がとても良いです。
ソール素材には反発性の高いEVAを使わずクッション性の高いFLYTEFOAMだけを使っているのでクッション性が高いです。クッションの質はモチっと衝撃と振動を吸収してくれる感じで沈み込みやグラグラ感はないです。シューズに高い反発性が無い分、素直な走り心地で足に追従してくれます。時に高反発のソールは疲れてペースが落ちた時にダメージになることがありますが、トラブーコライトはどんなペースでも主人のコンディションに合わせて一緒に走ってくれます。
軽い
名前に「ライト」が付くだけあって重さは約250g(26.0cm)と軽量です。補強やプレートがゴリゴリ入っていないのでクッション性の割に軽いです。
サイズ感は普段のシューズと同じまたは0.5cm小さいのがピッタリでした。参考にinov8のTrailrockで26.5cm、montrailのCaldoradoで26.0cm、Asicsのターサージール(ランシュー)で26.0cmを履いています。
レビュー(外観)
アッパーの厚さは中程度
軽量な割にアッパーやヒールの厚みは一般的です。生地には排水用のパンチングが空いていて通気性や水捌けが良さそうです。耐久性については暫く履いたらまたレビューしていきます。
シュータンにポケットが付いているので靴紐の先をしまっておけて便利です。
ラグパターンはオールラウンド
ラグは浅めでパターンもオールラウンドな形状です。筆者はどの地形でも卒なくこなせる普通のラグが一番好きです。
よく見るとラグの向きに特徴があります。前足部内側以外は三菱型のラグの尖がった方が踵側を向いています。そのため前方向のグリップが強そうです。一方で走るときに一番踏ん張る母指球周りは蹴りやすいようにラグが進行方向を向いているのだと思いわれます。

左側:フジトラブーコプロ、右側:フジトラブーコライト
レビュー(実際に走ってみた)
近所のクロカンコースと低山を走ってきました。
ロード、クロカンが走りやすい!
つま先の巻き上げと屈曲性の良いソールのおかげで整地での走行性はランシュー並みに良く、足がスムーズに回転します!ソールに反発性の高いEVAを使わず柔らかいFLYTEFOAMだけを使っているので、ガンガン蹴って反発で進むよりも足をスムーズに回してスピードを出す走り方の方がシューズの特性に合っていると思います。UTMFのようなロードの多いレースと相性が良いのではないでしょうか!
意外にガレ場もOK
ソールの屈曲性が良いのですが予想外にガレ場の突き上げはありませんでした。ソールのFLYTEFOAMが多少の凸凹を吸収してくれて、またシューズが勝手に弾まないので接地の安定感も意外に良かったです。但し、軽量モデルのため決してプロテクションが高いわけではありません。初心者にはサポートが十分でないかもしれません。
ウェットな路面は少し苦手
強いて言えば、つま先の巻き上げが大きいので泥場や濡れた木道ではつま先が抜ける感じで踏ん張りり難かったです。つま先をガシガシ使うよりも足裏全体で接地した方がしっかりグリップしてくれました。ぬかるんだ泥地ではフジトラブーコプロの方が向いていますね。

まとめ
・ロッカー形状と屈曲性の高いソールにより整地を走りやすい
・軽量性とクッション性重視
・蹴るよりも足の回転でスピードを出す方が得意
・悪路をガシガシ行くならトラブーコプロ、優しい道を軽快に走るならトラブーコライト
コメント
[…] […]