こんにちは!YONEXにもランニングシューズがあることはご存じですか?
近年カーボンプレート入りのランニングシューズが話題となっていますが、実はYONEXからもカーボンプレート入りのランニングシューズが発売されているのです。
以前より「セーフラン」というシリーズで展開されており、特に「セーフラン100」というモデルは初心者ランナーからフルマラソン愛好家まで広くファンのいる知る人ぞ知るシューズなのです。
今回、YONEXとして初めてのサブ4向けモデル「セーフランエアラス(SAFERUN AERUS)」の発売が決定したため紹介したいと思います。
「セーフラン」シリーズの特徴は?
「あなたのひざを衝撃から守りたい」がキャッチフレーズ
セーフランシリーズは1秒でもタイムを削りたい競技者向けというよりも、ランニング、マラソンを怪我無く負担を減らして走ることをコンセプトにしています。
筆者も「セーフラン100」で試走したことがありますが、とにかく衝撃が少なく楽に進めることに驚きました。筆者の周囲では年配のランナーや故障明けのランナーから高評価な印象です。
独自の「3Dパワーカーボンプレート」を搭載
一番の特徴はカーボンプレートがフルレングスで搭載されていることです。
昨今カーボンプレートと聞くと「高反発、上級者向け」というイメージが強いかもしれませんが、YONEXでは「踵のグラつき防止」、「筋肉の負担軽減」を目的にカーボンプレートを使用しています。

出展:Yonex.co.jp
カーボンプレートはナイキの厚底シューズで有名になりましたが、YONEXは古くからカーボン素材をスポーツ用品に使用してきたメーカーの一つで、スポーツ用途のカーボン素材の高い加工技術・ノウハウウを持っているのです。
セーフラン アエラスの特徴
高クッション、高反発素材「パワークッション+」を搭載
エアラスにはクッション性、反発性が向上した「パワークッション+」という素材が使用されており、よりスピードモデルとなっています。パワークッション+が前足部だけでなく「踵」にも使用されているのが特徴的で、ヒール接地のランナーや踵でしっかりと押して走るランナーと相性が良い設計となっています。
シリーズ最軽量のソール「フェザーライトX」を搭載
ソールには「フェザーライトX」という軽量の素材がフルレングスで使用されています。一般的なEVA材よりも30%軽量であり、他モデルに使用されている素材(ハイパーフェザーライト)と比べても12%軽量化されています。
クッション性とサポートがマシマシの設計にも関わらず重量は225g(26.0cm)、195g(23.5)と軽量です。「セーフラン100」でもサブ4は達成できる性能であったため、より軽量・高反発なエアラスはサブ3.5も十分に達成できる性能だと考えます。
ヒール~ミッドフットに適している
ソールとカーボンプレートが揺りかごのようなロッカー構造になっています。これにより踵からつま先まで前に転がりやすく、足を置くだけで前に進みやすい設計となっています。また、アウトソールにガイドがついていてヒール(踵)接地、ミッドフット(中足部)接地のどちらでも対応できます。
市民ランナーの8割はヒール接地と言われており、サブ4レベルまで走り込んだランナーにはミッドフット接地の人も多いと思います。そのため、ターゲット(サブ4付近)と非常に相性の良い設計であると考えます。

出展:Yonex.co.jp
解剖学から設計された「アナトミカル・タン」が足首にフィット
シュータンの形状にもこだわりがあり、足首を挟み込む様なV字になっています。この形状により、つま先を持ち上げる長母指伸腱がタンに圧迫され難くなり、足首周りのフィット感が良くなります。

出展:Yonex.co.jp
フルマラソンでは約4万歩という回数で足を動かすため、足首周りのフィット感は後半に響いてきます。このような細かい気配りも日本メーカーらしいなと思います。
発売は2021年4月上旬予定
定価は17,600円(税込)です。
まとめ
- 怪我防止、疲労軽減効果が高いためマラソン後半に失速したくない人にオススメ
- セーフラン アエラスはサブ4付近(サブ3.5~5)のランナーにオススメ
- 独自のカーボンプレートにより安定性と衝撃緩和性が高い
- ヒール接地~ミッドフット接地の人にオススメ
サブ4向けのシューズはどのメーカーからも多くのラインナップで販売されており、選択肢が非常に多いので気に入ったものを選びたいですね。
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