こんにちは。マラソンなどの持久系スポーツにおいて、補給もパフォーマンスを左右する要素かと思います。今回は持久系スポーツ向けサプリメント「カツサプ」を実際に使ってみましたので紹介します。
「カツサプ」の効果と特徴
「カツサプ」の効果
「カツサプ」には以下の効果があることが実験データから示されています。
- 乳酸分解の促進(パフォーマンス向上、痙攣抑制)
- 筋ダメージの軽減(リカバリー促進)
乳酸は運動時に発生する物質で、代謝されると糖(グリコーゲン)に比べて大きなエネルギーを生み出す反面、乳酸が分解しきれず体内に貯まると筋伸縮が阻害(筋疲労)されてしまいます。
すなわち、乳酸の分解が促進されることでより強度の高い運動を持続できるようになります。「カツサプ」を接種することで運動時の血中乳酸濃度の上昇が緩やかになっていることから、「カツサプ」により乳酸の分解が促進されているといえます。
また、強度の高い運動などにより筋肉が損傷・分解した際に筋組織内のCPK(クレアチンフォスフォキナーゼ)という酵素が血中に流出することが知られており、健康診断の血液検査でも指標とされています。
「カツサプ」を接種することで運動時の血中CPK値が低下しており、筋ダメージを軽減する効果があることが示されました。
「回遊魚のペプチド」による乳酸分解の促進効果
「カツサプ」の特徴としてカツオなどの「回遊魚由来のペプチド」が使用されています。
カツオなどの回遊魚は常に泳ぎ続けており、そのライフスタイルを支えているのが赤身の持久筋(そこに含まれるミオグルビン等の蛋白質)です。そこに含まれる「カツオペプチド」が乳酸分解・筋ダメージ軽減の効果を発揮しているとされています。
ドーピングフリー&低カロリー
これまでにアンチドーピング認証機関より「INFORMED-SPORT&INFORMED-CHOICE認証」を取得していた経緯があり、現製品にもドーピング物質が含まれていません。
レビュー
小型の錠剤のため軽くて飲みやすい
「カツサプ」は錠剤型で1袋に8錠入っています。公式推奨の摂取方法はスタート30分前に4〜8粒、2時間(または20km)毎に4粒です。
ジェルに比べて非常に軽量でコンパクトなため携帯しやすいです。走りながらも摂取してみましたが水なしでも飲み込めました。また、リニューアル後は1粒のサイズが20%小さくなり更に飲みやすくなったようです。
開封時にほのか魚介系の香りがしましたが、服用時は無味無臭で特に気になりませんでした。
感覚的にパフォーマンス向上を実感
20kmペース走で「カツサプ」を試しました。コンディションは気温33℃と厳しめ、疲労抜きはしていない状態(ガーミンにおける回復時間18時間)で行いました。
結論として、普段の練習時に比べて脚が重くなり難く終盤も粘れたと感じました。
感覚的なことのため「カツサプ」の効果とは断言できませんが、高気温のコンディションの中でも脚の疲労による辛さは感じず、自分より速いランナー達について行けたため高いパフォーマンスで走れたと考えます。また、Garminのデータでは、普段よりも終盤にかけての心拍ドリフト(経時的な心拍数上昇)が緩やかでした。
パフォーマンス向上に効果があると感じたため秋のレース用に採用します。
糖質系ジェルと併用がオススメ
カツサプ自体にはエネルギー系の糖質は含まれていません。ジェルと併用しても血糖値の急降下(インスリンショック)のリスクが低いため、摂取のタイミングをシビアに考えなくても良さそうです。
なお、乳酸や脂肪の分解時にも糖が消費されるため、レース中は糖質を含むジェルと併用することで更にパフォーマンスを発揮できると考えます。
まとめ
- 乳酸の分解、筋ダメージ軽減の効果が期待
- 「カツオペプチド」が配合されているのが特徴
- 軽量、コンパクトで携帯しやすい
- 運動中も水なしで摂取可能
本命レースの補給、日々のトレーニングのサプリメントとして「カツサプ」を試してみてはいかがでしょうか。
コメント