<レビュー>安いのに高性能!最新モデルがベースのAsics「Hyper Speed2」

ランニング

こんにちは!部活やトレーニングで日々走り込んでシューズを何足も買い替えているランナーにとって、シューズの耐久性も大事な要素に感じますね。またはランニングを始めるから、先ずは安いのでいいから長く使えて走りやすいシューズを探している人は多いのでは無いでしょうか。

そんな人にはアシックスの「ハイパースピード2(Hyper Speed2)」がオススメです!

コストパフォーマンスの高さだけでなく、新作では性能もアップデートされているように感じました。実際に履いた感想をまとめましたのでご参考ください。

「ハイパースピード2」の特徴

コストパフォーマンスが高い

ハイパースピード2は「部活性やマラソンランナーの練習用」をコンセプトに設計されています。

特徴は何と言ってもコストパフォーマンスの高さで、定価が9700円と本格的なランニングシューズとしてはトップクラスで低価格です。

価格だけが安いシューズは沢山ありますが、ハイパースピード2はレーシングモデルをベースに設計され耐久性が高い素材が使用されています。そのため、低価格なのに高性能の素材・テクノロジーが搭載されたシューズと言えます。

レーシングモデル「メタスピード」をベースに設計

「ハイパースピード2」はエリート向けレーシングモデルである「メタスピードエッジ+」をベースに設計されています。

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「メタスピードエッジ+」に比べると楽に速く走れる設計ではありませんが、耐久性が高く幅広いペースで履きこなしやすいように設計されています。「メタスピードエッジ+」とは以下の相違点があります。

  • カーボンプレートは非搭載
  • ソール素材はメタスピードより低反発だが安定性、耐久性が高い
  • 重量は同程度(210~215g,27.0cm)
  • ソール厚みは3mm薄い(メタスピードは33mm)
  • 足形はメタスピードと同じ

足形や基本設計が同じため、メタスピードエッジ+」や「マジックスピード2」をレースで履きたい人の練習用としてもオススメです。

前作(ハイパースピード)との違い

前作(ハイパースピード)とはデザインが一新されており、以下の違いがあります。

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  • 踵部のソール厚みが2mmアップ(28→30mm)
  • 重量は若干軽量化(220g→215g,27.0cm)
  • ソール素材が「FlyteFoam」に変更(前作は一般的なEVA)
  • アウトソールが「AsicsGrip」に変更(前作はAHAR+)

ソール素材に「FlyteFoam」が使用され、厚みも増えたことで前作よりもクッション性、反発性が高い設計となりました。一方で重量が軽くなったのも嬉しいアップデートです。

マジックスピード2(前作より厚底です)

マジックスピード(出展:Asocs.com)

アウトソールには耐久性の高い「AHAR+」が主要な範囲に配置され、耐久性と軽量性のバランスが図られています。

履き心地・走行感

サイズ感は普段と同じ

サイズは前作・他モデルと同じで問題なかったです。

横幅も一般的で他のアシックスのモデルと同程度のサイズ感でした。

また、ワイドモデルもあるため足幅に応じてサイズを選ぶことができます。

前作よりもバウンド感が強く長距離仕様になった

ソールの厚みや素材が変わったことで、前作に比べて接地感が柔らかくクッション感バウンド感が高かったです。そのため、前作よりも長距離のランニングや初心者にも使いやすくなったと考えます。

一方で、ダイレクト感が減ったため前作より加速時の反応が僅かに遅いと感じるかもしれませんが、ハイパースピード2の方が脚持ちが良いため、筆者なら1500m以上のレースならハイパースピード2を選びます。

練習用として幅広く使いやすい

生粋のレーシングモデルと異なりシューズが過度に反発・アシストしないため、自分の体を使って走ることができトレーニング用としてかなり良いシューズだと考えます。

一方で、クッション性と前足部のロッカーにより、適度にシューズに頼ることもできるため、怪我のリスクを抑えつつ練習ができそうです。

前作よりも癖が少なく、シューズに合わせた動き・ペースで走る必要がなかったため、幅広いペースの練習で使いやすいと感じました。

実際にキロ6分ペースでも無理なく走れ、キロ3分ペースのショートインターバルでもシューズがバタつかきを感じなかったです。(もちろんレーシングシューズの方が楽に速く走れますが)

レーシングシューズとの相性も抜群

設計のベースとなったレーシングシューズ「メタスピードエッジ+」「マジックスピード2」とも当然走り心地が似ていて互換性が高かったです。

ハイパースピード2の後にこれらのシューズを履くと、いきなりの履き替えでも同じ感覚でスムーズに走れて、クッション感と推進力がより強く感じられました

「メタスピードスカイ+」については前足部で踏んでいく感覚が強く、ハイパースピード2の感覚で履くと癖を感じるかもしれません。

まとめ

  • 耐久性が高くコストパフォーマンスも最高クラス(定価9700円)
  • エリートモデル「メタスピードエッジ+」をベースに設計されている
  • 前作よりも柔らかく長距離向けになった
  • 初心者〜上級者まで幅広い用途・ペースで使いやすい

シューズの消耗が速い部活性や節約家ランナーにとって、数千円で本格的なランニングシューズを手に入れられるのは大変有り難いです。

地力もしっかり鍛えてレースに向けて頑張っていきましょう!

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