<レビュー>「メタスピードエッジ+」ピッチ走法向けなのに普通に高反発なんですが

ランニング

こんにちは。2022年7月よりアシックスからハイエンド厚底シューズ「メタスピードエッジ+」が発売されました。ピッチ走法向けという珍しいコンセプトのシューズで、今作も気になり履いてみましたので、市民ランナー(サブ3)目線での感想をまとめました。

前作「メタスピードエッジ」のレビューについては下記をご覧ください。

<レビュー>アシックス「メタスピードエッジ」厚底なのにピッチが上がる不思議シューズ
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「メタスピードエッジ+」の特徴と変更点

ターゲットはピッチ走法のエリートランナー

公式によると、メタスピードシリーズはフルマラソンサブ2.5~3向けとされています。特に「メタスピードエッジ+」はピッチ走法向けに設計されているのが特徴です。

なお、アシックスではペースを上げた際のピッチの変化量で走法を分類しているようです。公式サイトにてデータを入力するだけで判定できます。

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高反発素材「FFブラストターボ」をフルレングスで搭載

ミッドソールにはアシックス史上最高反発素材のFFブラストターボ」がフルレングスで搭載されています。更に、ソール厚みが33mm(踵部)もあり高いクッション性と反発性を兼ね揃えています。

「FFブラストターボ」は比較的しっかりとしていて、ナイキの「ズームX」やアディダスの「ライトストライクプロ」に比べて安定性・接地感が高いと感じます。

前作と比べて「FFブラストターボ」フォームが16%増量され反発性が高められています。

傾斜付きカーボンプレートにより回転性強化

昨今の標準装備となりつつある「カーボンプレート」がフルレングスで搭載されており、安定性と反発性が高められた設計となっています。

「メタスピードエッジ+」はカーボンプレートがスプーン状に傾斜した形状になっておりシューズが回転しやすい設計になっているのが特徴です。

出典:asics.com

履き心地

サイズ感は前作と同様

サイズは前作やマジックスピードと同じで問題なかったです。

アシックスにしては横幅が若干タイトに感じられましたが、レーシングモデルと考えればしっかりとフィットする設計と考えます。

参考に、筆者はナイキ、ニューバランス、アディダスのシューズ全般を26.5cmで履いています。メタスピードシリーズも26.5cmでフィットしました。

薄手のアッパーで軽量感とホールド感を両立

アッパー全体は薄手で伸縮性の少ないメッシュになっています。軽量感があり素早い足の動きにもしっかりと追従してくれました。

一方で、踵部は厚手でクッション性が高い素材になっており、踵のホールド感も両立されていると感じました。

軽量化のためにヒールカップが省かれたシューズが増えている中、ヒールカップがしっかりと入っている嬉しい設計です。

そのため、アッパーに関しては踵のホールド感を重視しているランナーにオススメです。

軽量だが軽快さは前作の方が上?

重量は210g(27.0cm)とかなり軽量です。

但し、ソールが増量したためか前作(メタスピードエッジ)の方が軽快で反応がクイックに感じました。

そのため、典型的なピッチ走法や軽快さを最優先するランナーには前作(メタスピードエッジ)の方が相性が良いかもしれません。

走行感

キロ5〜3分で走った感想をまとめました。なお、筆者の走力はサブ3、アシックスのシューズファインダーではストライド走法に分類されています。(感覚的には標準的な走行タイプです)

意外にもピッチ走法でなくても走りやすく高反発

ピッチ走法向けとされていますが、前作に比べてニュートラルな走行感になったと感じました。

前作は脚が勝手に回るアシスト感が強くピッチだけでスピードを稼ぐ感覚でしたが、エッジ+はピッチをコントロールしやすく脚の回転だけでなく反発でもスピードを上げられるようになったと感じました。

そのため、典型的なピッチ走法でなくとも履きやすいと感じました。(もちろんピッチを上げやすくピッチ走法のランナーと相性が良さそうです)

また、意外にも反発性が高く蹴ってもペースを上げやすかったです。市民ランナーレベルでは十分に高反発だと考えます。

安定性が高くミッドフット〜ヒールで走りやすい

ソールを面で踏みやすくミッドフット接地で反発を得やすかったです。一方で、踵部もソールの面積が広くシューズの回転もスムーズであったためヒール接地でも走りやすかったです。

安定性に関して、ソールが比較的しっかりしていて接地面も広いため、ナイキのヴェイパーフライやアディダスのアディオスプロと比べて全体的な安定性が高いと感じました。

一点、フォアフットでも走りやすかったですが、フォアフットでの反発性はメタスピードスカイ+の方が上と感じました。

キロ3分台〜5分前半ペースにオススメ

反発性と回転性のバランスが良く、エリートモデルにしては幅広いペースで走りやすかったです。

もちろんペースが速いほど自然に反発も足の回転が上がり、キロ3分半前後のペースで最もスムーズに走れると感じました。400mダッシュしてみましたが、トップスピードもメタスピードスカイと同等でした。

キロ4〜5分ペースでは反発が徐々に大人しくなっていくものの、クッション性の高さと回転性により体感よりも楽に速く走れました

一方で、キロ5分半より遅いペースでは厚底の不安定さが目立つと感じました。このペースであればサポート性能の高いグライドライドやエボライドの方が楽に走れると考えます。

総じて、フルマラソンであればサブ2.5~3.75(キロ3分半〜5分前半)のランナーに幅広くオススメです。

まとめ

  • サブ2.5~3.75まで広くメリット有り
  • アッパーの反応性が良く踵のホールド感も良好
  • ピッチ走法向けの設計だが反発性も十分
  • 反発性と回転性のバランスが良く、ピッチでもストライドでもペースを上げやすい

毎年テクノロジーが進化して高性能シューズが登場してきますが、しっかりと履けるようにランナー側も進化していきたいです。これからのレースに向けて練習も頑張りましょう!

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