こんにちは。ナイキの「エアズームペガサス」というランニングシューズはご存じですか?「エアズームペガサス」はナイキのランニングシューズの中でも歴史のあるモデルで、今作(2022年)でで39代目となります。
今回は「エアズームペガサス39」を履いて試走しましたので特徴とオススメのポイントをまとめました。
「エアズームペガサス」の特徴
ターゲットはフルマラソン完走~サブ4狙い
「エアズームペガサス」は初心者ランナーのトレーニング・レース用に勧められることが多く、大型スポーツショップの店頭に必ずと言っていいほど並んでいる定番モデルです。
フルマラソンでは完走~サブ4(4時間切り)向けの位置づけとなっています。
極端なサポート系モデルではないため、フルマラソンに挑戦しているランナーにとってはジョギングからスピード練習、本番レースまで広く活躍してくれるシューズです。一方で上級市民ランナーや部活生のジョギング用としても人気があります。
スピードも上げやすいサポート系モデル
「エアズームペガサス」の特徴は次の通りです。
- ミッドソールにクッション性と安定性が高い「リアクトフォーム」を使用
- ソールは比較的厚底
- 要所に高反発素材「エアズームユニット」を搭載
- 過度な軽量化よりもフィット性を重視
ミッドソールにはクッション性と安定性が高い「リアクトフォーム」という素材が使用されています。ソール自体も程よい厚みでクッション性と扱いやすさのバランスが良いため、これから練習を積み重ねていく初心者ランナーに特にオススメです。
一方で踏み込む部分には反発性の高い「エアズームユニット」という素材が搭載されており、意識的に踏み込めばスピードも上げやすい設計となっています。
アッパーにはタイムを削るための軽量化は施されていませんが、長く履いても痛みやブレが生じ難いように厚手になっていてホールド感とフィット感を重視した造りとなっています。
ゆったり目で日本人に合いやすいサイズ感
ナイキのシューズは細身のモデルが多い中、エアズームペガサスは横幅が比較的広くゆったりとした造りです。そのため足幅が広い人にもフィットしやすい形状です。
ペガサス39についてもサイズ感は前作までと同様に感じました。
前作からの変更点と走行感
踵部に高反発素材「エアズームユニット」を搭載
今作一番のアップデートとして、踵部にも「エアズームユニット」が搭載されました。
実際にスピードを上げていくと踵からも反発感を得られスピードを上げやすかったです。また踵の接地面とラバーが増量されており踵部のグリップ性・安定性も高くなったと感じました。
以上の変更によりヒールストライク(踵接地)で走りやすいシューズになったと感じました。
初心者ランナーのほとんどは踵接地になると聞くので、多くランナーにとって走りやすくなったのではないかと思います。
屈曲性が高くなりナチュラルな接地感に
前作と比較して靴底の屈強性が高く足裏が柔らかくなったと感じました。
靴底が柔らかいと少ない力(遅いスピード)でも扱いやすく、接地感がナチュラルで走りやすいメリットがあります。
靴底が柔らかくなった反面にソールの反発性が増えているため、スピード性能は良い意味で前作と同程度に感じました。
大幅な軽量化を実現
シューズの重量は260g(27cm)と前作より約30g軽量化しました。
履いただけでは差は感じませんでしたが、ある程度のペースになると前作よりも軽さとスピードの上げやすさを感じられました。
走行性やフィット感が犠牲になっているとも感じなかったため嬉しいアップデートです。
アッパーのホールド感が向上
ペガサス39から中足部の側面に「フライワイヤー」と「フィットバンド」いうパーツが搭載されホールド感が向上したとのことです。
フィットバンドのおかげか靴紐を強く締めても局所的な圧迫感を感じず快適でした。マラソンでは終盤に足が浮腫んで圧迫感を感じやすくなるため、マラソン後半でも快適性を保てそうな機能ですね。
アッパー素材については「エンジニアードメッシュ」の編み方が変更され通気性が向上したとの説明でしたが、少し薄手になった以外は特段な差は感じませんでした。
個人的には履き心地を向上させつつ無く大幅な軽量化を実現できた点が一番良かったと考えます。
まとめ
- 初心者のトレーニング・レース用から上級者のジョギング用までオススメ
- サポート系モデルの中ではスピードを上げやすい
- 踵部の反発性・安定性が向上し、ヒールストライクで走りやすくなった
- 前作より大幅な軽量化に成功
これからマラソンに挑戦する人やランニングを頑張りたい人を応援してくれるシューズだと思います。今シーズンも目標に向かって頑張りましょう!
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