<レビュー>日本人向けズームフライ⁉厚底化したミズノ「ウェーブエアロ20+R」

ランニング

こんにちは。マラソンでサブ4(4時間切り)を達成した後、更なるステップとしてサブ3.5(3時間30分切り)を目指しているランナーは多いのではないでしょうか。

今回はサブ3.5向けシューズであるミズノ「ウェーブエアロ20+R」で試走したため走行感をまとめました。

「ウェーブエアロ20+R」のスペックや特徴は下記にまとめてあります。

ミズノ「ウェーブエアロ20」が厚底にモデルチェンジ!サブ3.5正統派シューズか⁉

ウェーブエアロ20の走行感

ヒールストライクで走りやすい

シューズを触って一番最初に感じた特徴として、シューズの屈曲点が踵付近にありました。

実際の走行感も踵から中足部にかけての抵抗感が少なくミッドフット~ヒール(中足~踵)接地での重心移動が非常にスムーズだと感じました。また、前作までと同様ヒールカップがしっかりと入っていて踵のホールド感と安定感が十分に高いと感じました。

走法を選ばないシューズですが、シューズの性能を存分に活かす意味ではミッドフット~ヒール接地のランナーにオススメしたいです。

出展:mizuno.com

前方への推進力が強い

実際に走った感想として、猛烈な反発は感じない反面、前方への推進力がかなり高いと感じました。

母指球付近から前にカクンと倒れ込むような感覚で、つま先への重心移動を強くアシストされるのを感じました。感覚としてはナイキの「ズームフライ」に近かったです。

また、グラスファイバー製のしなやかなプレートを使用しているためか、ズームフライに比べてプレート感が少なく扱いやすいです。踵の安定感も高いためズームフライの推進力が好きだけどプレート感が苦手なランナーと相性が良さそうです。

出展:mizuno.com

サイズ感は前作同様だが若干タイトに

サイズは前作と同じで問題無かったです。

横幅は標準(2E)とワイドモデル(3E)で展開されているため多くの日本人に足型に合いそうです。

前作や他モデルに比べると、アッパーが若干に薄くコンプレッション性があるため僅かにタイトに感じましたが、ホールド感が高くよりレーシング向けになったと感じました。

ナイキの「ズームフライ」で横幅や踵が狭くて合わないと感じていたら、ウェーブエアロはジャストフィットするかもしれません。

サブ3.5のペースで全てが丁度良い

ペースとしては、コンセプト通りサブ3.5(キロ5分前後)ペースで最も走りやすかったです。

サブ3.5はスピードと持久力の両方が必要になってきますが、エリートモデルでは脚が持つか不安な一方でサポートモデルではスピードが物足りなく感じたりと、シューズ選びで一番悩むペース帯だと思います。

これに対し、ウェーブエアロ20はサブ3.5(キロ5分切り)のペースにおけるスピードもクッション性も全てが丁度良いモデルだと感じました。推しの理由は以下の通りです。

  • 反発性が高すぎず脚に優しい反面、推進力が高いためキロ4分台のスピードも維持しやすい
  • 踵接地でも走りやすいため、重心が多少落ちても失速を抑えやすい
  • 安定感とクッション感のバランスが良く、邪魔に感じない
今作から厚底になりクッション性が高くなったことに加え、シューズ自体も扱いやすいためサブ4狙いのランナーにもオススメです。

まとめ

  • ミッドフット~ヒールストライカーにオススメ
  • ズームフライ的な推進力+踵のクッション性・安定性が特徴
  • 足幅が広めの人、ズームフライが狭く感じた人にオススメ
  • サブ3.5~サブ4にオススメ(個人的にはサブ3.5本命シューズ)

前作とは別物と言えますが、タイムを狙うランナーにとっては非常に魅力的なアップデートだと思います。

ミズノのシューズが好きな人にもナイキのズームフライが好きな人にも履いてもらいたいシューズです。

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