<プレビュー>ミズノ「ウェーブエアロ20」が厚底にモデルチェンジ!サブ3.5正統派シューズか⁉

ランニング

こんにちは。2022年4月よりミズノから新作ランニングシューズ「ウェーブエアロ20+R」が発売されました。

前作と比べて大幅なモデルチェンジとなっているため今作の特徴をまとめました。

<実際のレビューは下記に追記致しました>

日本人向けズームフライ⁉厚底化したミズノ「ウェーブエアロ20+R」

前作(ウェーブエアロ19)からの変更点

ミッドソールが厚底化

前作からの一番の変更点として、前作よりミッドソールが9.5mm厚くなりました。ソール厚底になることによりソール由来のクッション性、反発性、ライド感が高くなる効果があります。

ウェーブエアロ20(出展:mizuno.com)

ウェーブエアロ19(出展:mizuno.com)

高反発素材「ミズノエナジーライト」搭載

ミッドソール素材について、前作は従来のEVAフォームと「MIZUNO ENERZY」が使用されていましたが、ウェーブエアロ20では「MIZUNO ENERZY」と「MIZUNO ENERZY LITE」の二重構造となりました。

「MIZUNO ENERZY LITE」は、従来品よりも柔軟性が約22%、反発性が約35%高く、かつ軽量なソール素材です。

ソールの構成も、前作は踵部のみ「MIZUNO ENERZY」であったのに対し、ウェーブエアロ20は前足部に高反発な「MIZUNO ENERZY LITE」、踵部に安定性の高い「MIZUNO ENERZY」の割合が多い構成となっており、蹴り出し時の反発性と接地時の安定性の両立が図られています。ナイキのエアズームペガサスやアディダスのアディゼロボストンも同様の設計です。

出展:mizuno.com

プレート素材「MIZUNO WAVE」がパワーアップ

近年、陸上界はカーボンプレートが話題となっていますが、ウェーブエアロにはナイロン樹脂製のプレート「MIZUNO WAVE」が使用されています。

「MIZUNO WAVE」の特徴として、プレートの剛性による反発性・安定性に加え、波打った形状によりクッション性・屈曲性との両立が図られています

筆者も旧作のウェーブエアロを履いていましたが、プレートが足裏を守ってくれつつ主張し過ぎないため、とてもナチュラルに走れる印象を持っています。

また、ウェーブエアロ20ではナイロンにグラスファイバーが配合されて反発性が向上しています。

特徴・スペックについて

サイズ・形状は前作同様

アッパーがアップデートされているため若干にフィット感が変わるかもしれませんが、横幅(ウィズ)は前作までと同じ(2E相当)です。

ドロップ(つま先と踵の高さの差)もこれまでと同じ8mmで標準的です。

厚底になった以外、履き心地に大きな変化は無いように見受けられます。

厚底化に伴い高重量化

厚底になったことによるスペック上のデメリットとして、重量が250g(27.0cm)と前作より35g重くなりました

しかし、ミドルクラスのモデルでかつ厚底であることを踏まえると軽量性は必要十分です。極端なピッチ走法でなければメリットの方が大きいと考えます。

ウェーブリベリオンがベースか?

ミッドソールとプレートの変更が加えられた結果、同じくミズノのサブ3向けシューズ「ウェーブリベリオン」に似た外観となっています。

ウェーブリベリオン(出展:mizuno.com)

ウェーブエアロ20(出展:mizuno.com)

そのため、ウェーブリベリオンと同じテクノロジーを用いながらキロ5分程のペースにも対応した設計になっていると予想されます。

ウェーブリベリオンはサブ3向けレーシングシューズの中でも安定性が高いため、ウェーブエアロ20においても厚底にありがちなグラつきも少なそうです。

まとめ

  • サブ3.5がターゲット
  • 厚底化しソールとプレートの反発性が向上
  • 前作より35g重くなった(250g(27.0cm)
  • ウェーブリベリオンの安定性、クッション重視版か?

ついにミズノの定番ランニングシューズも厚底化され、様々なペースでシューズの選択肢が増えましたね。入手した際にはレビューしていきたいと思います。

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