ニューバランスのカーボンプレート入りの厚底シューズ「フューエルセルRCエリート(Fuelcell RC elite)」を実際に履いてみたので走行感をレビューしていきます。筆者はサブ3手前の走力だったので持て余さないか心配でしたが、レースシューズとしてかなり優秀でした!
本ページではアッパーのフィット感とカーボンプレートの走行感についてまとめました。
「Fuelcell RC elite」のスペックについてはこちらにまとめております。
アッパーは通気性とホールド感のバランスが良い
硬すぎず華奢すぎないアッパー
アッパーの厚さと硬さは中程度で、Fuelcell revelとFuelcell prismの間くらいの感覚でした。アッパーに補強パーツは使われていませんが、アッパー全体で足を包みこむ仕様でペースを上げてもブレは感じなかったです。
アッパー自体は2層になっていて、網目状に薄くて通気性の良い素材が使われています。そのため通気性を確保しつつホールド感も高いです。
サイズ感は普通~僅かに細め
普段と同じサイズでピッタリでした。スペック上のウィズ(足幅)はDですがゆったり目に感じます。2Eまでなら同じサイズで問題ないと思います。
インソールの通気性も高い(取り外し可能)
インソールにはパンチング(穴)が施されていて、通気しやすい設計になっています。雨の日に水没しても水抜けが良さそうです。インソール自体も取り外しできるので好みで付け替えられます。
ヒールのホールド感も問題無し
ヒールカップはアキレス腱に沿って上まで伸びています。ヒールカップ部分(黒い横ラインのある部分)は硬めで、踵が抜ける感覚は全くありませんでした。
カーボンプレートと厚底の相性が抜群!
カーボンプレートが厚底の弱点であるグラつきを抑えてくれる
シューズを履いて一歩目で感じたことはカーボンプレートによって厚底にも関わらずシューズがブレずにしっかりと踏み込めることです。厚底シューズは左右にブレやすくパワーが横に逃げやすいのですが、カーボンプレートが入ることでシューズのブレが大きく軽減し、結果としてパワーロスなく反発を受けることができます。
また、カーボンプレートが使用されていない「Fuelcell revel」と比べて「Fuelcell RC elite」の方が安定性が高かったです。
反発を一番貰えるスイートスポットが広い
実際にペースを上げて走った際に一番驚いたことは、どのように接地しても一番反発を貰えるポイント(スイートスポット)を捉えられる点です。
反発系のシューズの多くにはスイートスポットがあり、そこを上手く踏み込まないと反発をもらい難かったり、進行方向意外に弾んでしまいがちですが、「Fuelcell RC elite」ではどのポイントで踏んでも進行方向に反発してくれました。接地部位と踏み込みの位置は必ずしも一致しないそうなので、どの走法の人でも反発を貰えるように感じました。
「Fuelcellフォーム」のクッション性が活かされる
クッション性の高いミッドソールだと、点で荷重するとソールが局所的に沈み込んで接地感が悪く感じることがありますが、カーボンプレートにより局所的に沈み込むことなくクッション性を感じることができました。
ミッドソールにはニューバランスで最も高いクッション性と反発性をもつ「Fuelcellフォーム」が使用されているため、クッショニングの後に反発がカーボンプレートを通してまっすぐ伝わってきました。
まとめ(フィット感と走行感)
- アッパーは通気性とホールド感のバランスがGood!
- サイズ感は普通だが、幅広(3E以上)の場合は注意
- カーボンプレートにより安定性と反発性アップ
- 反発を貰えるスィートスポットが広い
- レース中に接地部位を変えたい人にオススメ
実際の走行感については以下をご覧ください。
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